代表質問⑦【危機管理について】 【交通安全・防犯対策について】2021年2月議会

2021年2月の定例議会にて、立憲民主党 草加市議会議員団を代表として草加施政に対する代表質問を行いました。
どれも市民からいただいたご要望やご質問が中心となり重要なテーマです。

多岐にわたる草加施政に対する代表質問を行いましたので、ここでは「危機管理について」 「交通安全・防犯対策について」の質問・答弁内容を記載いたします。

【危機管理について】
<質問>
一昨年の台風19号の際には、草加市でも初めて避難勧告が発令されたことは、まだ記憶に新しいところです。
また、首都直下型大規模地震の発生についても、その危険性は指摘され続けているところであります。
さらに、新型コロナウイルス感染症の収束が見えないなかで大きな災害が発生した場合、避難所での感染防策の対応が求められます。
そこで、草加市の避難所における新型コロナウイルス感染症拡大の防止策について、お伺います。
<答弁>
開設した避難所では、検温、換気、飛沫感染防止の間仕切りの設置などの対策を行うほか、感染の疑いがある方の専用スペースを設けるなど、感染のリスクを減らすための対応を図ってまいります。

<質問>
施政方針では国土強靭化地域計画の策定を行うとのことですが、この計画の主な内容をお伺いします。
<答弁>
国が進める国土強靱化の考え方に基づき、公共施設の保全や更新、建築物の耐震化等の促進などの災害に強い都市づくりを進めるための取り組みについて定める予定としております。

<質問>
施政方針では、「災害時の避難所となる小・中学校には、水道本管から直接給水することができる応急給水栓を引き続き整備する」とのことですが、令和3年度の整備予定箇所と進捗率について、お伺いします。
<答弁>
新年度、西町小学校、青柳小学校、新里小学校の3校を整備する予定としております。
整備完了後には、小・中学校32校のうち20校に応急給水栓が設置されることとなり、62.5%の進捗率となります。

【交通安全・防犯対策について】
<質問>
交通安全についてです。
自転車の事故を抑制するために、整備する必要性の高いエリアにおいて、自転車通行空間の整備を進めていると認識しています。
今年度に整備したエリアと、今後整備する予定エリアについてお伺いします。
<答弁>
令和2年度は市道1020号線、通称、松原文化通りと市道30893号線の2路線を整備してまいります。
また、令和3年度につきましては、市道1037号線などの通称、草花ふれあい通りの整備を予定しており、今後も「草加市自転車ネットワーク計画」に基づき、順次、整備を行ってまいります。

<質問>
市内4駅に対するホームドアの設置についてですが、施政方針では、市内4駅に対するホームドア設置に対する支援を行うとのことです。
ホームドア設置に向けた支援内容および設置の予定時期について、お伺いします。
<答弁>
東武鉄道株式会社が順次整備を行う市内4駅のホームドア設置に係る経費について、補助金を交付するものです。
令和3年度が獨協大学前駅、令和4年度が草加駅、谷塚駅、新田駅に設置予定であると東武鉄道株式会社から伺っております。

<質問>
特殊詐欺の対応についてです。
振り込め詐欺をはじめとする特殊詐欺は、特に高齢者が標的とされており、老後の大切な蓄えをだまし取るという犯罪は、決して許すことのできないものであります。
埼玉県警察のHPによりますと、令和2年の特殊詐欺の被害件数、被害金額ともに、前年同期に比べて減少しているとのことです。
しかし、犯人から自宅に詐欺の電話がかかってきたという通報は毎日、数多く寄せられているとも記載されていました。
草加市内の特殊詐欺被害の状況は、昨年同期に比べてどのようになっているのか、お伺いします。
<答弁>
令和元年の1月から12月までの被害件数は46件、被害金額は約5,000万円でございました。
令和2年の同時期では、警察発表の暫定値で被害件数27件、被害金額は約3,700万円であり、昨年と比べ、被害件数は19件、被害金額は約1,300万円の減少となっております。

<質問>
草加市の特殊詐欺への対応方針及び草加警察署との連携状況について、お伺いします。
<答弁>
詐欺被害のさらなる減少を目指し、被害に遭わないためのメッセージが市民の皆様に効果的に伝わるよう被害抑止の啓発活動を進めるとともに草加警察署と密に情報共有を図っております。
また、草加警察署との連携状況につきましては、警察官に同行しての戸別訪問による被害抑止活動のほか、警察が実施する各種啓発活動についても積極的に連携してまいります。

草加市議会議員
菊地慶太