草加市政に対する一般質問【新型コロナウイルス感染症の影響による小・中学校の対応について】2020年6月議会

昨日で草加市議会6月定例議会(6月4日~6月18日)が終了しました。
6月の定例議会では草加市政に対する一般質問を3つのテーマで行いました。

2つ目の『新型コロナウイルス感染症の影響による小・中学校の対応について』の要約版を記載します。

【学習のフォロー体制について】
新型コロナウイルス感染症の影響により、草加市内の小・中学校は3月2日から休校となり、3か月間を経て6月1日から学校が再開されました。
休校の措置は、学校に通う児童・生徒たちに感染を広げないための安全対策としてやむを得ないことだと思っております。
その代わりに、休校期間中は学校に登校できず授業を受けられない児童・生徒に対するフォローが大切であると考えています。

県内のある自治体では、インターネット上で配信された動画を見るだけの一方通行の学習と違い、先生と児童・生徒が個別にやりとりできる双方向型のオンライン授業を実施したところがあります。
この双方向型のオンライン授業は、パソコンやタブレット端末の画面上にはなりますが、先生と児童・生徒がお互いの顔を見てコミュニケーションを取ることができ、また、密を避ける手段としても有効的です。
ある保護者の方から、「草加市では双方向型のオンライン授業は実施しないのか?」というお問合せをいただきましたの、一般質問を行いました。

<質問>
草加市は、児童・生徒に対して、休校期間中はどのような学習の対応を行ったのか?
<回答>
各学校では、児童・生徒が教科書を基にして家庭学習を行えるよう、前年度の復習プリントや新年度の予習プリントなどを課すとともに、学習計画表を配布し、計画性を持って学習を進められるよう努めてきた。
また、教育委員会や各学校の教職員が作成した動画を各学校のホームページに掲載し、児童・生徒の学びを支援してきた。

<質問>
草加市では、インターネット上で先生と児童・生徒が個別にやりとりができる双方向型のオンライン授業を休校期間中に実施しなかったが、実施を検討したのか?
<回答>
これまで双方向型のオンライン授業を実施するため、各家庭のICT環境の把握をするとともに、IC機器及びICT環境セキュリティーなどの問題について検討してきた。
これらの検討課題を解決するために時間を要したが、現在、セキュリティーにおける検証が終わり、今後はできるだけ早く双方向型のオンライン授業を実施していく。

<質問>
3月からの休校によって、昨年度の学年で未履修分があるかと思う。
昨年度の未履修分の対応はどのようにするのか?
<回答>
休校中の学習内容の定着を踏まえ、必要に応じて個別の補習を実施し、家庭と連携した家庭学習を課し、授業の中でも指導していく。
前年度の小学校6年生については、小学校と中学校で連携し、新年度の中学校1年生で対応できるようにしている。
前年度の中学校3年生については、未履修はない。

<質問>
3月から5月まで休校したことによって、当初の予定に比べ授業時間はどのくらい減少したのか?
<回答>
各学年において授業時間に違いはあるものの、3月は平均100時間分程度、4月と5月を合わせて平均200時間分程度減少している。

<質問>
草加市内の小・中学校は、夏休みや冬休みの期間の短縮、土曜日授業の授業時間の増加などの対応を実施していくとのことだが、その対策で、次年度への学習の繰越しができない小学校6年生や中学校3年生を含め、必要とする授業時間を確保できる予定なのか?
<回答>
夏休みや冬休みを短縮することや、土曜授業をこれまでの半日から1日にすることなどにより、不足した授業時間は確保できる予定となっている。

<質問>
文部科学省は、5月15日に、新型コロナウイルス感染症での休校長期化で生じた学習の遅れについて、複数年度で解消することを認める通知を全国の教育委員会に提出した。
この通知は、小学校6年生、中学校3年生以外の小・中学生が主な対象である。
そこで、今年度の授業内容の一部を次年度に繰り越す可能性はあるのか?
<回答>
小学校、中学校ともに、年度当初に予定していた内容を今年度中に終える予定である。
しかしながら、今後新型コロナウイルス感染症が再び拡大する等により休校が余儀なくされた場合においては、繰り越す可能性もある。

【学校行事について】
学校行事についてですが、運動会や遠足などの学校行事は、児童・生徒にとって、体験的な活動を通じて豊かな心を育む大切な教育活動の一部であると考えています。
新型コロナウイルス感染症対策の観点から、通常どおりの実施が難しいとしても、感染症対策を行いつつ、例年と時期や形を変えてでも実施するような努力は必要だと考えております。

<質問>
今回の影響により学校行事にどのような影響があるのか?、また、今後の対応はどのようにするのか?
<回答>
学校行事は、児童・生徒が協力し、よりよい学校生活を築くための体験的な活動等を通して豊かな心を育む大切な教育活動であると考えてる。
今年度7月から実施予定の自然教室については、集団での宿泊、長距離のバス移動など感染リスクが非常に高いと考えられるため、中止とした。
その他の学校行事については、今後の新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、実施内容や実施時期について検討し、感染対策を講じながら可能な限り実施できるよう対応していく。

【感染防止対策について】
北九州市の小学校では、学校再開後にクラスター感染が発生したとの報道がありました。
学校という場に児童・生徒が集まるわけですから、感染症対策が大事であります。

<質問>
6月からの草加市の小・中学校ではどのような感染症対策を行っているのか?
<回答>
家庭と連携した児童・生徒の健康管理やマスク着用の徹底、石けんによる手洗いの励行をするとともに、小まめな換気、密集・密接する場面をつくらないようにするなど三つの密の回避に気を配り、教育活動を行っている。
さらに、児童・生徒のふれる共有箇所の消毒等の環境衛生管理を行い、感染症拡大防止に取り組んでいく。

【熱中症対策について】
草加市の小・中学校では、今年の夏休み期間は8月1日から8月17日までとのことです。
8月18日から非常に暑い時期に児童・生徒は登下校する必要性があるため、これまで以上に熱中症対策が必要ではないかと考えています。

<質問>
8月の登下校中の熱中症対策はどのように考えているのか?
<回答>
登下校の見守りをしていただいている保護者、地域の方々に、児童・生徒の様子を注意深く見ていただくようお願いするとともに、登下校中にも児童・生徒が適宜水分補給ができるよう水筒を持参させること、児童・生徒に熱中症予防についての注意喚起をしっかり行っていくことなどの対策を講じる。

双方向型のオンライン授業の早期の実現については、第2波、第3波の感染拡大が懸念されるわけですが、再び休校になったとしても、児童・生徒の学びの機会がなくならないよう早期の実現を要望していきます。
学校行事については、感染症対策は引き続き行いつつ、例年と時期や形を変えてでも児童・生徒のために実施に向けて努力していただくことを要望していきます。

1つ目の一般質問の『新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金について』もご覧くださいませ。
3つ目の一般質問の『アプリを活用した行政サービスの申請について』もご覧くださいませ。

草加市議会議員
菊地 慶太