2021年2月の定例議会にて、立憲民主党 草加市議会議員団を代表として草加施政に対する代表質問を行いました。
どれも市民からいただいたご要望やご質問が中心となり重要なテーマです。
多岐にわたる草加施政に対する代表質問を行いましたので、ここでは「人権の尊重について」 「環境対策について」の質問・答弁内容を記載いたします。
【人権の尊重について】
<質問>
人権の尊重の事柄についてです。
人は生まれながらにして自由で平等な存在として尊重され、誰もが幸せに生きるために、人類普遍の原理である基本的人権を持っています。
しかし、今もなお、様々な人権問題が存在し、多くの方が悩み、苦しんでいます。
草加市では、昨年6月に草加市人権尊重都市宣言を制定しました。
人権尊重都市として、今後、どのような取り組みを行っていくのか、お伺いします。
<答弁>
人権尊重都市宣言の制定により、草加市の人権に関する意思や、方針を明確に示すことができ、市民の皆様と、人権意識を共有し、自分の人権のみならず、自分以外の人の人権についても理解と、関心を深めていただく契機となったと考えております。現在も様々な人権問題が存在し、その解決に向けて市民の皆様のご理解とご協力をいただき、連携しながら取り組んでいくことが大変重要となります。
今後も人権擁護委員の皆様のご協力をいただきながら、「広報そうか」での人権啓発や講演会の開催など、市民の皆様に広く周知を図ってまいります。
<質問>
草加市議会では、令和元年9月にパートナーシップの公的認証に関する内容の請願書が全会一致で採択されました。
パートナーシップ制度導入について浅井市長の考えをお伺いします。
<答弁>
人権尊重都市宣言の趣旨を実践する取り組みの一つと考えており、市民の皆様を対象とする講演会の開催など、啓発を実施していくとともに、「人権推進審議会」の委員の皆様にご審議いただくなど、制度創設に向けて取り組んでまいります。
【環境対策について】
<質問>
温室効果ガス排出量削減についてです。
草加市では、地球温暖化対策の推進に関する法律に基づき、全庁的に二酸化炭素等の温室効果ガスの排出量削減に取り組んでいます。
これまでの主な取り組み内容と成果についてお伺いします。
<答弁>
都市照明のLED化や第二庁舎の建て替えに伴う設備の高効率化により、平成28年度から令和元年度を計画期間とする「第三次草加市環境にやさしい庁内率先実行計画」の目標である「平成26年度を基準に温室効果ガス排出量の毎年度1%削減」に対し、4 年間で23.6%の削減をすることができました。
<質問>
今後の温室効果ガス総排出量の削減目標値と削減に向けての取組み方針について、お伺いします。
<答弁
令和2 年度を開始年度とする「草加市役所エコ計画」において、平成25年度を基準年度として、令和5年度までに温室効果ガス排出量の30%以上の削減を目標とするとともに、引き続き公共施設の節電やグリーン購入などを実施し、公共施設の照明LED化について、令和12年度までに概ね100%の導入を目指し、取り組んでまいります。
<質問>
草加市内の河川の水質浄化対策についてです。
草加市には、綾瀬川をはじめ、伝右川、古綾瀬川、葛西用水、谷古田用水等の河川・用水路があり、中川、毛長川が市境で接しています。
これらの河川は、以前に急激な都市化等により水質の汚濁が進んでいましたが、水質汚濁防止法に基づく排水規制や公共下水道等の排水処理施設の整備推進により改善傾向にあると認識しています。
より一層の水質改善を目指し、国及び県と協調した水質浄化対策や、生活排水対策及び工場・事業所の排水対策に関する周知・指導等、河川の浄化対策を実施してほしいと思います。
草加市の水質浄化対策について、今後の取組みの方針をお伺いします。
<答弁>
第二次草加市環境基本計画の環境目標として「水環境の保全と創造」を掲げており、引き続き河川浄化対策の推進及び公共下水道の推進を実施し、より一層の水質浄化対策に取り組んでまいります。
草加市議会議員
菊地慶太