【都市農業勉強会@草加に参加】

本日は、草加市産業振興課農業係が主催の都市農業勉強会@草加に参加しました。

内容は、「CSA(地域支援型農業)」についてでした。

私は、勉強会に参加するまでは「CSA」という言葉を聞いたことがありませんでしたので、大変勉強になりました。

CSAは日本では「地域支援型農業」と呼ばれており、生産者と消費者が連携し、前払いによる農産物の契約を通じて、相互に支え合う仕組みのことです。
例えば、1年の前払い契約をし、その農家の会員となった消費者が、生産者より月回、季節の野菜セットを受け取ることができる、などの例が挙げられます。

CSAの特徴としては、以下のようなものがあります。
・消費者と直接契約するのものであり、中間流通業者を通さないことで、利益率が高い。
・消費者から前払いしてもらえるため、農家は投資がしやすくなる。
・消費者との契約が単発に終わるものではないため、売上高が安定しやすくなる。
・持続的な農業経営を支える仕組みとなっている。

消費者としてのメリットは、以下のようなものがあります。
・スーパーなどよりも割安で野菜を仕入れることができる。
・完熟した新鮮な野菜を仕入れることができる。
・イベントなどを通じて、他の会員との繋がりがもてる(地域コミュニティ形成につながる)。

外国では、既にCSAの取組みが盛んです。
・アメリカでは、日本いうJAはなく、CSAを支援するNPOが存在する。
・EUでは、6300人ンのCSA農家があり、会員数はなんと100万人いる。

「小規模農家の経営を支える仕組み」や「会員を通じての地域コミュニティ形成」などが期待できるCSAは、とてもおもしろい仕組みだと感じました。

また、草加市には農産物庭先販売している農家が58か所あり、直接消費者と接する機会がありますので、それぞれの農家に合うCSAの仕組みを構築しやすいと感じました。
日本の農家にももっと浸透していくといいですね。