一般質問【保育園での使用済み紙おむつの処理について】2019年6月議会

本日で6月定例議会が終了しました。
6月の定例議会では2つのテーマで一般質問を行いました。

【保育園での使用済み紙おむつの処理について】の要約版を記載します。

近年、公立保育園で園児が使用した紙おむつは保護者が持ち帰るというルールを見直す自治体がふえてきております。
保育園で使用済み紙おむつを処理する自治体がふえている背景として、
①使い捨て紙おむつの性質を考えると、わざわざ使用済みおむつを自宅で開いて排せつ状況を確認している保護者がほとんどいないこと
②保護者が仕事帰りにお迎えをして使用済み紙おむつがあることで臭いなどが気になり、買い物など寄りづらいという保護者の負担が大きいこと
③1日保管されたおむつを持ち帰ることが不衛生であり、感染症対策などの観点から考えれば、保育園で処理するほうが妥当であるなどの理由があるからだそうです。
時代の変化に合わせて、草加市でも使用済み紙おむつは保育園で処理していくかどうか検討すべきであると考え、一般質問を行いました。

<質問>
近隣の自治体において、公立保育園での使用済み紙おむつの処理の対応状況は?
<回答>
近隣自治体における公立保育園での使用済み紙おむつの処理の対応状況は、5市1町においては越谷市、吉川市、八潮市が園で処理をしている。

<質問>
公立保育園で使用済み紙おむつを処理することに関して草加市の見解は?
<回答>
持ち帰り時の衛生面や保護者の負担軽減などの考えから、園で処理をする自治体がふえてきていることは認識している。
公立保育園で使用済み紙おむつを処理する場合には、廃棄する紙おむつの保管方法や保管場所、費用などの課題がある。
現在、これらの課題の整理を進めているところである。

<質問>
仮に公立保育園で使用済み紙おむつを処理することになった場合、費用としてどのぐらいかかる見通しなのか?
<回答>
公立保育園19施設で使用済み紙おむつを処理することになった場合の費用は、事業系のごみとして処理を行った場合には1カ所につき月額2万円程度の処理費が必要となり、年間では約450万円の費用の増加が見込まれる。

5市1町では既に3市が園で使用済み紙おむつを園で処理しており、草加市においても課題の整理を進めるように働きかけを行っていきます。

草加市議会議員 菊地慶太