代表質問【草加市市立病院について】2019年2月議会

2019年2月の定例議会にて、立憲民主党・無所属の会を代表として草加施政に対する
代表質問を行いました。
どれも市民からいただいたご要望やご質問が中心となり重要なテーマです。

多岐にわたる草加施政に対する代表質問を行いましたので、ここでは「草加市立病院
ついて」の要約版を記載いたします。

市立病院について
<質問>
草加市立病院では、昨年9月から産婦人科の新規患者の受け入れ及び分娩の受け付けを
休止しているが、産婦人科の新規患者の受け入れの再開予定時期は?
<回答>
産科再開に向けては、現在実施されている厚生労働省関東信越厚生局による監査の結果が
出るまで、医師の確保など具体的な動きがとりづらい状況にある。

<質問>
再開に向けてネックになっていることと再開に向けて取り組んでいることは?
<回答>
厚生労働省関東信越厚生局による監査が実施されており、終了後に何らかの行政処分が
出される可能性があることから、その結果を受け、医師の確保などその後の取り組みを
検討していくことになる。
東京医科歯科大学の医局に医師の派遣をお願いしているほか、近隣の他の大学病院などに
対しても協力を打診している。

<質問>
草加市立病院では、昨年5月から腹腔鏡下子宮がん手術及び診療報酬請求に係る検証
委員会を行っているが、検証委員会は非公開となっており、市民からすると内容を
把握することができる手段がない。
検討している内容や今後の改善に向けた検討内容などはもっと情報公開すべできある。
これまでの検証委員会ではどのような検証を行ってきたのか?
<回答>
現在も検証委員会が続いているため詳細については申し上げることできないが、
腹腔鏡下子宮がん手術及び診療報酬請求の問題についての原因調査、対象となる患者さんの
医学的検証、医療安全の確保に向け必要な改善策を講じるための検証を行っている。

<質問>
また、今後ホームページなどで、検証委員会で検証した内容を公開すべきであると
考えるが、市の見解は?
<回答>
検証作業終了後に検証委員会から病院事業管理者宛ての報告書には検証委員会で行った
検証結果や提言などが記載されると思われる。
検証委員会の御意見を伺う必要があるが、可能な限り公開することを考えている。

<質問>
草加市立病院を利用している市民から、診療予約をしているのに毎回1~2時間
待たされるという御意見があり、病気で体調がすぐれない中で毎回1~2時間
待たされると、さらに体調が悪化する懸念がある。
診療予約の待ち時間の実態については?
<回答>
通常の予約患者さん以外にも、救急患者さんや予約外の患者さんの診察もあわせて行って
いる状況もあり、1~2時間ほどお待ちいただく場合もあるのが実情である。

<質問>
診療予約の待ち時間の改善に向けての市の見解は?
<回答>
市立病院での急性期医療を終えた患者さんについては、症状に合った医療機関を受診して
いただく地域のクリニックや診療所などへの逆紹介の推進が有効と考えている。
さらにはシステムや体制の改善、待ち時間として感じさせない工夫などを実行できるよう、
草加市立病院と連携していく。

私は移転前の草加市立病院で生まれました。
草加市で子育てを考えている方が安心して子どもが出産・産後ケアでできる環境づくりの
ためにも、草加市立病院は必要不可欠です。
市民の皆様が安全・安心してご利用いただける市立病院であり続けられるように期待したい
思います。

草加市議会議員 菊地慶太