厚生労働省が発表したデータで、「夫の休日の家事・育児時間」と「第2 子以降の出生状況」を
みると、両者には正の関係性がみられるというものがあります。
こちらのグラフをご覧ください。
(出典:厚生労働省「第14回21世紀成年者縦断調査」)
子どもがいる夫婦は、夫が休日に家事・育児を行っている時間が長くなるほど、
第2子以降の生まれる割合が高くなる傾向があります。
共働きの夫婦が増えているなかで、夫がいかに家事・子育てに協力的かどうか大事になっています。
夫がどのくらい家事・育児に費やしているのかを国際的に時間を比較した
データがありますのでご紹介します。
こちらは、「1日あたりの6歳未満の子供を持つ夫の家事・育児関連時間」をまとめたデータです。
夫が子育てや家事に費やす時間をみると、2016(平成28)年における日本の6歳未満の子供を
持つ夫の家事・育児関連時間は1日当たり83分となっており、2011(平成23)年調査に比べて
16分増えているものの、先進国中最低の水準にとどまっています。
まだまだ、日本では家事・育児は妻が行うものという考えが抜け切れていないために
このような結果になったのでしょうか。
家事・育児について夫婦で話し合いを行い、家事・子育ての負担が今よりも
軽減していく家庭が増えることを望んでいます。
最後に誤解のないように補足説明させていただきますと、
少子高齢化だから子どもを産まないといけないというメッセージではありません。
「子どもを産みたい」と望む家庭で、家庭や生活環境を今より改善することで、
出産や子育てがよりしやくなることを望んでいます。