親から子への貧困連鎖の解消を!
子どもの学力レベルが、小学校の段階から親の所得レベルと相関しており、親から子への貧困の連鎖がおきています。
首都大東京の「東京都子供の生活実態調査報告書」によると、困窮層と一般層の中学2年生では、授業の理解度に差がでています。
※困窮層は全体の約7%、一般層は約78%、周辺性は双方の間の約15%です。
親の経済状況による子どもの学力格差を解消するためには、「学校外の取組み」と「学校内の取組み」の両輪が必要であると考えています。
「学校外の取組み」では、地域のボランティアによる学習支援や自治体独自の学習支援などです。
草加市では、草加市子どもの学習支援事業として、草加市内在住の生活困窮世帯・生活保護受給世帯の小学生、中学生及び高校生を対象に、小学生に対しては家庭訪問を、中学生と高校生に対しては学習教室の開催による学習支援を、ひきこもりや不登校、親子のコミュニケーションといった悩みを抱えている世帯等に対しては家庭支援を実施しております
まるごとサポートSOKA(生活困窮者自立相談支援窓口)へご相談くださいませ。
■学習支援
①学習教室の開催
②居場所の提供
③進路相談等
④家庭学習習慣の定着に向けた支援
■家庭支援
①ひきこもり、不登校及び退学防止のための支援
②保護者に対する養育支援
「学校内の取組み」では、学力格差を生み出さないように、授業が分からないまま放置されないように、教員の追加配置や補講授業などの対策が必要になってきます。
しっかりと義務教育段階の公教育で、貧困対策を行い、親から子への貧困の連鎖を断つ必要があります。
草加市議会議員 菊地慶太