2018年12月の定例議会にて3つのテーマで一般質問を行いました。
③【子ども食堂について】の要約版を記載します。
子ども食堂は貧困対策だけでなく、地域活性化や交流の場としても、
子ども食堂は有効的です。
今年8月の新聞記事によりますと、子ども食堂は全国で2,286カ所あり、
2年で7倍まで増えているという報道がありました。
貧困対策だけでなく、地域活性化や交流の場として認知度が上がったことに加え、
子どもの見守りの場として、期待する自治体からの補助金が子ども食堂の開設を
後押ししていることが背景にあるそうです。
昨今、子ども食堂が注目を浴びている中で、私の周りでも子ども食堂を立ち
上げたいという声や子ども食堂に参加したいがどこにあるのかという声を
たびたび聞きます。
そこで、草加市における子ども食堂について一般質問を行いました。
<質問>
草加市では子ども食堂の役割、有効性についてどのように考えているか?
<回答>
単に居場所づくりにとどまらず、そのことを契機として、地域住民の交流拠点に
発展する可能性があり、地域共生社会の実現に向けた取り組みの一つになるものと
考えている。
<質問>
子ども食堂の役割は貧困対策だけでなく、孤食をしている方がみんなで楽しく
御飯が食べられる場としても期待できる。
孤食をしている児童に関して、子ども食堂への潜在ニーズを確認する上で、草加市の
児童における孤食の割合はどのくらいか?
<回答>
1人で食べていると回答した子どもが小学3年生では回答があった1,731名
のうち、朝食で169名、率にして9.8%、夕食で22名、率にして1.3%である。
中学1年生では、回答のあった1,716名のうち、朝食で335名、率にして19.5%、
夕食で144名、率にして8.4%である。
<質問>
現在、草加市が把握している市内の子ども食堂の主催者、開催場所、開催頻度は?
<回答>
現在、把握している子ども食堂は3カ所である。
1カ所目は、草加の児童館を考える会が主催している中高生の夜の食堂であるが、
今年度は休止中と伺っている。
2カ所目は、ジョイフル・ファミリーが主催している草加松原こども食堂である。
場所は新田東部地区の栄町二丁目で、毎月第2土曜日の正午から午後2時まで開催
していると聞いている。
3カ所目は、株式会社リビングプラットフォームの有料老人ホームライブラリMum
草加が主催している子供食堂MumPlazaである。
場所は新田西部地区の金明町で、年末年始を除き、毎週月曜日の午後4時30分から
午後6時30分まで開催していると聞いている。
<質問>
子ども食堂の立ち上げや運営時における草加市のサポート体制は?
<回答>
当該活動の市民への周知や関係団体への情報提供等に関する支援を実施している。
庁舎内でのチラシ配架やポスター掲示、市民活動センターのフェイスブックによる
広報等で当該活動の支援を行っている。
また、関係団体への情報提供については、子育て支援課窓口で、市内、市外で同様の
団体の御紹介や、国・県からの通知や案内については、Eメール等による団体への
情報提供も行っている。
<質問>
子ども食堂を継続して行う場合、さまざまな課題が発生すると考えらる。
運営資金面、運営スタッフの確保、会場確保、食材調達等が挙げられるが、そのような
課題がある場合、市のサポート体制は?
<回答>
金銭的な課題である場合は、本市が実施している補助金の活用を案内している。
また、運営スタッフや食材の募集については、近隣で安定して運営している事業者等を
紹介するとともに、運営会場などにつきましては、コミュニティセンターの紹介等を
行っている。
草加市には子ども食堂が少ないことが分かりました。
各小学校区に子ども食堂ができるくらい草加市にも子ども食堂が根付くようになるため
には、子ども食堂を立ち上げたい団体へのサポート体制の拡充や子ども食堂への理解者が
増えるよう啓蒙活動が必要であると感じています。
子ども食堂は自身のテーマとして、しっかりと取り組んでいきます。
草加市議会議員 菊地慶太