代表質問③【福祉に関する事柄について】【スポーツ・健康づくりに関する事柄について】2022年2月定例議会

2022年2月の定例議会にて、立憲民主党 草加市議会議員団を代表として草加施政に対する代表質問を行いました。
市民からいただいたご要望やご質問が中心となり重要なテーマです。

多岐にわたる草加施政に対する代表質問を行いましたので、ここでは【福祉に関する事柄について】【スポーツ・健康づくりに関する事柄について】の質問・答弁内容を記載いたします。

【福祉に関する事柄について】
<質問>
まるごとサポートSOKAについてですが、まるごとサポートSOKAにおいてこれまでどのように機能し相談を受けてきたのか、今後も世帯支援など求められる役割が増えてくると思われますが、機能強化のための取組は行われるのか、お伺いいたします。
<答弁>
平成27年度の設置以来、これまで生活困窮者からの相談に応じ相談者の課題を整理する中で必要な情報の提供や助言、庁内関係部署やハローワーク、就労支援事業所などの就労、求職支援機関との連絡調整などを行い、包括的に支援を行ってまいりました。
新型コロナウイルスの影響が長期化する中、相談者の数は増加していることから、高度化、複雑化した相談に対応できるよう職員研修を行うなど相談支援機能を強化し、まるごとサポートSOKAの活動を広報「そうか」やホームページ、社会福祉協議会の広報紙に掲載するなど広く市民の周知に努め、今後も相談者やその世帯の事情や思いに寄り添い課題を解決できるよう取り組んでまいります。

<質問>
生活困窮者への支援状況と今後の取組方針についてお伺いいたします。
<答弁>
相談窓口を設置する自立相談支援事業、家賃相当分を支給する住居確保給付金、小学生、中学生及び高校生を対象に学習支援及び家庭支援を実施する子どもの学習支援事業、一般就労に向けた日常生活の自立や社会的自立をサポートする就労準備支援事業、新型コロナウイルスの影響により社会福祉協議会が実施している特例貸付が終了した世帯に対する生活困窮者自立支援金支給事業を行っております。
今後につきましては、生活困窮者の課題が多様化、複雑化する中で子どもの学習支援事業の定員を増やす工夫をしていくなど、生活困窮者自立支援制度に基づく各事業を充実させ、関係機関や地域と緊密に連携し、相談者やその世帯が抱える課題が深刻になる前に早期的な対応ができるよう取り組んでまいります。

<質問>
ヤングケアラーについてですが、草加市では昨年11月に草加市内の小学生5、6年生及び中学生1年生から3年生を対象にアンケートを実施し、適切な支援につなげていく取組を行いました。
埼玉県では、小・中・高校生別にヤングケアラーの理解を深める冊子が作成されました。草加市でもヤングケアラーに対する取組を前進させていただきたいと思います。
そこで、ヤングケアラーにおける実態把握、相談体制、支援体制、啓蒙活動の4つの視点での今後の取組方針についてお伺いいたします。
<答弁>
教育委員会において実施した実態把握のための調査を活用するとともに、学校、スクールソーシャルワーカー、子育て支援センターなど相談を受けた窓口がそれぞれの相談内容に応じて必要な支援が届けられるよう、各関係機関において連携した対応を図ってまいります。
また、家族の世話などの悩みを持った子どもや若者がヤングケアラーとなっていることに気づいていただくとともに、悩みを相談できるのはどこなのか分かりやすく周知してまいります。

<質問>
重層的支援体制の整備についてです。
施政方針では、地域福祉の推進に向けた取組として重層的支援体制を整備していくとのことですが、草加市が目指す重層的支援体制とはどういったものなのか、お伺いいたします。
また、それらには他機関の共同が求められると考えられますが、その機関はどういったものをイメージされているのか、お伺いいたします。
<答弁>
既存の相談窓口や関係機関、地域の居場所など、既に活動している機能を生かしながら、相談支援、地域への参加支援、地域づくりに向けた支援を一体的に行い、複雑化、複合化した生活課題を抱える世帯の支援に対応する包括的な支援体制の構築を目指すものであります。
次に、多機関の協働に関わる機関のイメージについてでございますが、複雑化、複合化した生活課題を抱える世帯を対象とし、庁内の関係所管をはじめ地域包括支援センターや基幹相談支援センター、学校、病院や介護事業所などの関係機関、さらには民生委員といった地域の方など、福祉分野以外の機関も含め様々な機関を想定しております。

【スポーツ・健康づくりに関する事柄について】
<質問>
スポーツや運動を通じて健康づくりを行うことは大切なことであり、民間のスポーツ施設だけでなく市民が気軽に参加できる施設を行政が整備することは重要な施策と考えています。
そこで、市民温水プールのリニューアルについて今後のスケジュールをお伺いいたします。
<答弁>
新年度に土壌調査などを実施した後、解体工事を行ってまいります。その後、令和5年度から建設工事を開始し、令和7年度の供用開始を目指して整備を進めてまいります。

<質問>
施政方針ではスケートボードパークの整備に向けた取組を進めるとのことですが、取組内容と今後のスケジュールをお伺いいたします。
<答弁>
関係法令等の精査、他事例の調査を行い、整備に当たって想定される懸案事項の抽出及びその対策の検討、整備内容の検討を行い、整備に当たっての基本構想などを策定するものとなっております。
今後のスケジュールにつきましては、新年度は基本構想などを策定し、令和5年度以降に施設の整備に向けた取組を行ってまいります。

草加市議会議員
菊地慶太(きくちけいた)