一般質問②【防犯対策について】2018年12月議会

2018年12月の定例議会にて3つのテーマで一般質問を行いました。

②【防犯対策について】の要約版を記載します。
草加市では、平成28年度に市民アンケートをとったところ、草加市の治安を
どのように感じていますかという質問項目で、草加市の治安がよいと回答した
比率は22.5%でした。
草加市の治安がよいと回答したのは4分の1未満であり、防犯対策を強化する
ことは重要であると感じています。
また、同アンケートにて、防犯対策として、あなたはどのような取り組みが
強化されるとよいと思いますかという質問項目で、1位が「防犯カメラの設置」で
62.7%、2位が「防犯パトロール活動」で57.8%でした。
市民からも、「防犯カメラの設置」及び「防犯パトロール活動」の強化への要望は
高い項目です。
そこで、防犯対策における防犯カメラの設置や防犯パトロール活動について
一般質問を行いました。

■防犯カメラについて
<質問>
草加市は防犯カメラの有効性についてどのように考えているか?
<回答>
防犯カメラ設置前の平成25年と直近の平成29年との刑法犯認知件数の比較を
したところ、約21%が減少しており、防犯カメラの映像が犯罪捜査、
犯人検挙に非常に役に立っている。
防犯カメラの有効性については十分認識している。

<質問>
草加市では、市内4駅周辺に防犯カメラを設置しているが、現在何台防犯カメラを
設置しているのか?
<回答>
草加駅周辺に28台、獨協大学前<草加松原>駅周辺に13台、新田駅周辺に9台、
谷塚駅周辺に6台、計56台の防犯カメラを設置している。

<質問>
効果的な防犯対策になるよう、防犯カメラの設置基準は必要であると思うが、
設置場所についてはどのように選定しているのか?
<回答>
犯罪などが多く発生する市内4駅周辺を対象として、草加警察署と綿密な協議を
行い、個別に選定している。

<質問>
駅周辺で夜に人が集まるような繁華街などでは、犯罪発生件数が高と考えられ、
犯罪抑止のために駅周辺で防犯カメラの死角になっている箇所などに今後、防犯
カメラの設置を強化すべきであると思うが、市の方針は?
<回答>
駅周辺での防犯カメラの新たな設置については、犯罪の発生場所の傾向など、
草加警察署と綿密な協議を行う中、検討していく。

<質問>
草加市の公立の小・中学校全てに防犯カメラが設置されているが、公立保育園での
防犯カメラの設置状況は?
<回答>
分園を含む19園のうち、さかえ保育園とまつばらきた保育園の2園に設置している。

<質問>
公立保育園の防犯カメラの設置状況は二つの保育園のみだが、今後、他の公立保育園
にも防犯カメラを設置していく予定があるのか?
<回答>
保育園における現状の防犯対策は、不審者の侵入や火災、盗難等の早期発見及び緊急処置を
目的とした警備システムを取り入れるとともに、必要に応じて警察に立ち寄ってもらうなど、
不測の事態に対応できる体制を構築している。
今後の防犯カメラの設置については、各保育園の現場からの意見聴取を行い、その必要性に
ついて検討していく。

■防犯パトロールアドバイザーについて
<質問>
防犯パトロールアドバイザーはどのような人を採用し、現在何人いるのか?
<回答>
埼玉県警察を退職された警察官OBの方で、本年度につきましては、14名が勤務
している。

<質問>
防犯パトロールアドバイザーの防犯業務とは、防犯パトロールのほかに具体的に
どのような業務を行っているのか?
<回答>
各パトロールステーションに配置をし、市民の皆様が安全・安心を実感できるよう、
防犯に関する御相談や要望への対応のほか、地域の防犯パトロールや草加市安全安心
まちづくり推進条例に基づき悪質な客引きを監視するとともに、必要に応じ是正指導
などを行っている。

<質問>
地域の防犯力を高めるためには、効果的な防犯パトロール活動が重要であると思うが
工夫している点は何か?
<回答>
防犯パトロールアドバイザー勤務者全員に専用の無線機を携行させ、緊急時には
速やかに本市担当と連絡がとれる体制をとっている。
また、青色防犯パトロールカーに乗務し、各地域での防犯パトロールや小学生の
下校時間帯に通学路をパトロールするなど、児童の安全確保に努めている。

市民からの要望が多い、「防犯カメラの設置台数の増加」と「防犯パトロールの強化」を
行い、犯罪抑止力の向上を要望していきます。

草加市議会議員 菊地慶太